はじめに
先日上野にある国立西洋美術館に行ってきました。一応私は世界史選択で世界史をやりこんでいたので(世界史が大好き過ぎで資料集と用語集を読み込むぐらい)、ある程度の絵画や彫刻の背景情報や何が書かれているのかは理解できました。しかし、一緒に行った友人は絵画に関するバックグラウンドがなかったので、あまりわからずちんぷんかんぷんでした。そこで、僕自身も美術館に行く意味ってあるのかな?と思ってしまう瞬間もありました。そこで美術館に行く意味を考えてみたいと思います。
教養が身につく
まず言わずもがなだと思いますが、教養が身につくと思います。わからない絵画や彫刻が出てきたときそれについて、スマホで情報を調べたり、説明欄を読みこんだりすることで、その時代の様子や知識を得ることができ、普段身につけることができないような知識をつけることができます。
直感力
次に身につけることができるのは直感力です。絵を見て自分の価値観や美の感覚を鍛えることで直感力を養えます。そしてこれは昨今のビジネス状況的にもとても重要なものだと思います。昨今論理的思考の限界が指摘されることがよくあります。具体的にはあのマッキンゼーがデザインファームを買収したりしました。これは論理的思考だけでは顧客に対してインパクトのある提案をすることが難しくなってきていることを示していると思います。また、VUCAの時代と言われ何が正しいのか統計的に明らかにしづらくなっています。そこでは、AsIs-ToBe型のアプローチ、つまり欲しい未来を描きそれと今のギャップを明らかにして埋めていくという作業が必要になります、そのようなビジネス環境においては自分自身の直感力を磨くことで、この時代に大きな生産性を持つことができると考えます。
詳しくはこちらの書籍で詳しく書かれているので参考にしてください
世界観が変わる
最後に最も重要なものとして、世界観が変わるというものがあります。絵画をよく見ていく中でこの時代のものとは全くかけ離れたものと遭遇することがあります。そんなときに自分が今いる場所から遠い場所へともっていかれ、価値観が大きく変わることがあります。
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